内覧会同行ブログ 【きちんと増減精算をしようよ!】
【488時限目】 新築注文住宅引渡し検査 アーキスケット 出口
東京都内の新築建物の竣工引き渡し前の検査依頼です。
今回のご依頼者は、
輸入品販売をしている経営者の方で、
建物は、
4階は社長(ご依頼者のお母さま)の住宅、
3階はご依頼者である専務夫妻の住宅、
2階は会社の事務所、
1階はテナント、
といった、
鉄筋コンクリート造の4階建ての住宅と事務所の複合ビルです。
まずは、4階、3階と住宅部分の検査を進めると、
何故か?すべてのお部屋に木製巾木が取り付いていません。
で、立ち会っている施工会社の監督さんに、
「これだけお部屋は仕上がっているのに、
何故、巾木を取りつけないんですか?」
と質問します。
「巾木は、設計変更になり、
施主支給の竹の巾木になるんです。まだ、材料が納入されず取り付けられないんです。」
「そうだったんですか。
ところで、その施主支給になった巾木は増減精算されるんですよね?」
「ハイ、もちろんです。
増減精算見積書も提出済みです。」
「であれば、良いです。」
引き続き検査を進めます。
「図面上、洗面室にリネン庫がありますが、
現況はありませんね。」
「これも変更になり、増減精算を行っています。」
「であれば、良いです。
オーナーから、『見積チェックもしてもらいたい。』との打診もされているんですが、
大丈夫ですね。」
「確か・・・・、リネン庫中止で増減精算をしていたと思います。。。。」
ちょっと、回答が怪しくなってきます。
「後日、増減精算見積書を確認しますね。」
で、引き続き検査を進めます。
「現況、1階テナントの壁や床がコンクリート打ち放しになっていますが、
図面では防塵塗装が塗られることになっています。
増減精算見積書には記載をされていますよね!?」
「・・・・・、確認します。。。。」
「1階テナント入口のシャッターの塗装がされていませんが、
これも設計変更で増減精算されているんですか?」
「あっ・・・・、これは設計変更ではなく、塗り忘れです。。。。」
「1週間後には引き渡しなんですから、
忘れによる未済工事なんか無いようにお願いしますね!」
引き続き、
「1階から4階までの階段室のササラ巾木がありませんが・・・・・」
「これは、設計変更になっています。
でも、増減精算に記載していませんので改めて減額します。。。」
「階数表示も取り付いていませんが・・・・・」
「これは、施主支給に変更になりました。」
「増減精算されていますか?」
「・・・・・いえ。。。減額します。」
その他、細かい増減精算が多々存在します。
「もう一度、増減精算について見直ししてくださいね!」
注文住宅でよくある設計変更。
当然、設計変更には増減精算が伴います。
施工会社に都合の良い増減精算になるのが当たり前のこの業界。。。。
施工会社には、
きちんと増減精算をしてもらいたいものです。。。。